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INTERVIEW
株式会社島精機製作所様 導入事例インタビュー
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株式会社島精機製作所
東証プライム市場

設立: 1962年

業種: 機械製造業

従業員数: 1,867名 (2022年3月現在)

公式サイト: https://www.shimaseiki.co.jp/

ファッション業界になくてはならない「ニット編機」や「デザインシステム」などの製品やサービスを開発・製造・販売する世界トップメーカー。 「世の中に、ないものをつくれ」というポリシーのもと、既存の技術だけにとらわれない破壊的技術により市場に変革をもたらし先導する。
企業の IT 技術力を支える「問題解決力」
― 今回、アルゴ式を導入いただいた経緯をお聞かせください。
寺井さん: 弊社は「世の中に、ないものをつくれ」というポリシーのもと、 世界的トップシェアを占めるコンピュータ横編機やデザインシステムの開発でイノベーションを起こし続けてまいりました。
世にまだない革新的な技術を産み出し続けるには、時代に沿った高度な技術力と開発力が必要です。 そのため弊社では、若い IT 技術者に技術力向上の機会を設ける取り組みに力を入れています。 育成環境の整備を試行錯誤していたところでアルゴ式を知り、導入に至りました。
― アルゴ式導入前の社員教育についてお聞かせください。
寺井さん: 弊社では新卒研修を重点的に行なっております。 入社後数ヶ月は弊社システムに関する社内研修を受けてもらい、その後は OJT と外部研修でコーディングを学んでもらいます。 その後は各人の自己研鑽に任せていますが、多くはコーディングのテクニックを学習している様子です。
もちろんコーディング力は大切ですが、弊社が IT 技術者として求めている能力は「問題解決力」です。 特に、情報科学の素地や数学的センスは非常に重要な要素です。
― 問題解決力は、まさにアルゴ式が大切にしている考え方です。
寺井さん: ええ。業務においてプログラミングはあくまで手段に過ぎず、本当に大切なのは どのように課題を定義し解決するかです。 手段を極めることにこだわり過ぎてしまうことは弊社のポリシーに反しますし、 お客様の要望を言われた通り実装するだけでは価格競争に巻き込まれてしまいます。
アルゴ式 for businessは、問題解決力という抽象的な能力を 「情報素養」や「数学」をはじめとした 5 つの観点から可視化しスキルアップでき、プログラミングによる問題解決の学習を社員に提供できるため非常に共感しています。

アルゴ式で自己研鑽意欲が向上した
― アルゴ式のご利用方法をお聞かせください。
寺井さん: 現在は若手社員をはじめとした希望者 35 人が利用しています。
各社員にはまず、現在の実力を計測するためのスキルチェックを受験してもらいました。 こういったテストに慣れておらず苦戦する受験者も見受けられましたが、計測された社員能力はマネージャー陣の肌感覚とほぼ一致していました。今までなんとなくで把握していた能力が定量的に表され、 部署としてスキルをもっと上げる必要があることをはっきり認識できました。 その後はスキルチェックの結果をふまえて、毎日業務時間の 30 分を e-learing 教材による学習に充てるようにしています。
― e-learning のご利用状況はいかがですか。
寺井さん: 今までは個人の学習の低調さに課題意識を持っていましたが、 驚いたことに、もっと業務時間内に e-learning で学習したい、家でも利用したいという声が挙がっています。 良質な自己研鑽の環境が用意されたことで燃えてきたのだと思います。 アルゴ式は、自分の頑張りと具体的な成長がはっきりと見える仕組みになっているため、学習モチベーションの向上に繋がっているのを実感します。
しかし業務時間中に自己研鑽に没頭してしまうのは本末転倒なので、 しばらくは 1 日に 30 分間、就業時間中に e-learning を行う形で進めようと考えています。

今後のご利用について
― アルゴ式の導入によって期待している効果をお聞かせください。
寺井さん: システムを開発していると、世の中にはまだ解決方法がなく試行錯誤しなければならない課題に遭遇することがあります。 弊社社員には、我々の業界(アパレル業界) 特有の知識だけではなく、 多角的な視点から課題にアプローチできるようになってもらいたいと考えています。
受講者には、アルゴ式を通して情報素養の習得することで引き出しを増やし、「困難な課題に向かって一歩を踏み出す力」を身につけてもらうことを期待しています。
― 本日はありがとうございました。